もかの観劇三昧

ミュージカルが大好きで年間20〜30回観劇してます。読者のみなさんがもっともっとミュージカルが好きになるような、お役立ちミュージカル情報や観劇レポを発信しています。私の地元名古屋の公演情報には特に力を入れています。

ミュージカル「レベッカ」音楽が最高!圧巻の平野綾、保坂知寿!

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こんにちは、もかです。

ミュージカル「レベッカ」の愛知公演を観てきました。


ミュージカル『レベッカ』プロモーション映像

 

凄く期待して観に行きましたが、期待をはるかに上回る素晴らしい作品でした♪

特に、平野綾さんの保坂知寿さんには圧倒されました。

では、詳しく紹介していきたいと思います!!

 

[目次]

 

ミュージカル「レベッカ」は音楽が最高!

この作品は、ミヒャエル・クンツェとシルヴェスタ・リーヴァイという最強コンビによって生み出されたウィーンミュージカルです。

このふたりの名前どっかで聞いたことがあるという方たくさんいらっしゃると思います。

この最強コンビの手がけた作品は、どれも名作!エリザベートモーツァルト!マリー・アントワネットなどなど。

どの作品も自然に耳に馴染む音楽で、中毒性があってクセになります。観終わったあとも頭の中でエンドレスリピートです 笑


ミュージカル「レベッカ」はどちらかというとダンスよりは歌や音楽がメインの作品です。セリフだけのシーンもありますが、絶妙なタイミングでふわっとBGMが流れ、自然な流れで歌に変化していきます。「ミュージカルっていきなり歌うから嫌い」っていう声をよく耳にしますが、レベッカはいきなり感ゼロです。ストーリーを邪魔しないのに、しっかりと物語を展開させていく、ほんとに絶妙なタイミングです。

重厚感のある最高の音楽ですので、まだレベッカを観たことがないという方、ぜひ劇場までお運びくださいね。絶対後悔しないはずです。

 

レベッカのストーリーを簡単に紹介!

主人公「わたし」は前妻を亡くした紳士マシキムと出会い、結婚。マキシムの前妻であるレベッカに幼少期から長年仕えてきたダンヴァース夫人が、今もマキシムの屋敷を牛耳っていた。亡きレベッカに強い思いを抱く、マキシムとダンヴァーズ夫人に戸惑う「わたし」。今は亡きレベッカの色濃く残る影に翻弄されながら生きる人たちの人間模様を描く物語です。

 

今回の主なキャスト

マキシム・ド・ウィンター:山口祐一郎

わたし:平野綾

ダンヴァース夫人:保坂知寿

フランク・クロウリー:石川禅

ジャック・ファヴェル:吉野圭吾

ジュリアン大佐:今拓哉

ベン:tekkan

ジャイルズ:KENTARO

ベアトリス:出雲綾

ヴァン・ホッパー夫人:森公美子

大変豪華なメンツで、それぞれ語りたいところですが、私が強い感動を覚えた平野さん保坂さんに焦点を当てて語りたいと思います!

 

わたし役 平野綾さん

平野綾さんはレミゼラブルのエポニーヌ、モーツァルト!のコンスタンツェ、レディベスの主役ベスなど、主要な役を次々と勝ち取り、右肩上がりでとても勢いのある女優さんですね。


マキシムに出会ったばかり、お屋敷に行く前の、少し自分に自信がなく初々しい「わたし」はすごく可愛らしかったです。そんな可愛らしい「わたし」が、レベッカの影に翻弄されるのはもうやめようと決意した自我を持った「わたし」へと変化する様が見応え抜群

平野さんの声は、とてもなめらかで透き通るようなレガートが印象的でした。低音から高音への声の厚みの変化が心地よいです。舞台から客席最後列に向かって声がどこまでもまっすぐに伸びているような感じがしました。

平野さんを観るたびにあの美声の虜になります。モーツァルト!のコンスタンツェ役も素晴らしかったですし、今後も色んな役で観てみたい女優さんです。

 

ダンヴァース夫人役 保坂知寿さん

ダンヴァース夫人は、亡きレベッカに幼少期から仕え、レベッカが亡くなった後もマキシム家の家政婦頭として屋敷を取り仕切る女性です。新妻としてマキシムが連れてきた「わたし」に対して奥様と呼ぶものの、夫人にとっては本物の奥様は今でもレベッカただひとりなのです。

保坂さんの威圧的な鋭い眼差し、ド迫力でした。目力めちゃくちゃ強いです。目から圧が出てるような、そんな感じです。もちろん保坂さんは音圧もすごいんですが、目で訴える演技がオペラグラスなしでも「わたし」そして観客の心にグサグサと刺さります。


劇団四季では夢から醒めた夢のピコやCTASのジェリーロラム、マンマミーアのドナなど明るく前向きな役のイメージです。が、今回のダンヴァース夫人はとにかく冷酷、陰湿で怨念さえ感じる瞬間もありました。

保坂さんは多種多様なビブラートを使い分け、「レベッカー!レベッカー!」と歌いまくりです。貫録と深みのある声。劇中何度もリプライズされますが、それぞれ歌い方が微妙に変化していきます。ひとつひとつ違うレベッカですので、これからご覧になる方はぜひ注目してみてください。


保坂さんを生で拝見するのは今回が初めてでしたが、本当に圧倒されました。長年、劇団四季の看板女優としてご活躍されてきただけあるなと改めて思いました。

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まとめ

レベッカほんとにいい舞台です。ストーリーも音楽もキャストも最高!愛知公演は終了してしまいましたが、まだまだ全国公演は続きます。

12月15日~16日は福岡で、12月20日~28日は大阪・梅田芸術シアタードラマシティにて上演されます。そして、年明け、1月5日~2月5日は東京・シアタークリエで上演されます。

レベッカを観たことがある方も、ない方もぜひご覧ください。

私ももう1回観たいと思い、現在進行形で観劇遠征を企てております 笑

 

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もか