【ノートルダムの鐘】飯田達郎 川口竜也 ど迫力で感動の舞台
こんにちは、もかです。
今年はノートルダムの鐘で観劇納めをしてきました。
[目次]
- 今年はノートルダムの鐘で観劇納めをしてきました。
- いつ観てもスゴイ飯田達郎
- パワーアップしてテンションマックスの阿部パン
- 川口フロローと達郎カジモドは混ぜるな危険!!!
- フロローの最期のシーン
- まとめ
私にとって11回目のノートルダムです。
演じるほうも観るほう気合が入った熱い空間でした。
【本日のキャスト】
カジモド 飯田達郎
フロロー 川口竜也
エスメラルダ 相原萌
フィーバス 清水大星
クロパン 阿部よしつぐ
いつ観てもスゴイ飯田達郎
達郎さんの演じるカジモドを観るのは今回で5回目。達郎さんに限らず皆さんそうですが、観るたびに新しい変化があり、毎回新鮮な気持ちで楽しめます。
ふふふふふ😎また見つけちゃったもんね新しいカジ笑
— 飯田達郎 (@UtAnItaMasHiwo) 2018年12月23日
今日もいい旅が出来ました!また早くカジモドやりたいな♪
達郎さん自身も言っていますが、新しいカジモドをたくさん見つけることができました。
冒頭の「おはよう僕の小鳥さんたち」のシーン
鐘を雑巾で拭く仕草、拭き方や鐘への接し方が毎回変わるので、今日は何を見せてくれるのかなと思って楽しみにしていました。が、今回は予想の斜め上をいっていました 笑
大空卓鵬さん演じるガーゴイルの頭に雑巾を置いちゃった達郎カジモド。僕の友達と言い、毎日仲良くしているわりには・・・ おもしろすぎる演技でした。私の周りの客席からもふふっと笑い声が漏れましたね。気兼ねなく、雑巾を置けるくらいガーゴイルと心の距離が近いのでしょう。そういうことにしておきましょう!
陽ざしの中へ
今までとはブレスのタイミングが変化していたり、ふふふっという笑い声がなくなったり、この1曲だけでも細かい変化がたくさんありました。「陽ざしーのー なーかーへー」とワンブレス入れて歌われていました。泰潤カジモドの歌い方に似て、期待と不安が入り混じる気持ちが表現されているように感じました。「夢いっぱいの明るい世界!」というよりは憧れと戸惑いがカジモドの胸の中に共存していて、いろんな感情が競り合った結果、外の世界に足を踏みだすことを決めたというカジモドらしさが溢れる歌い方です。
川口フロローという恐ろしい保護者と一緒に生きてきた影響なのか、外の世界への恐れが以前より多少強くなったように思います。
川口フロローと達郎カジモドが引き起こす化学変化はまたあとでたっぷり語りますね。
次に語りたいのは!
パワーアップしてテンションマックスの阿部パン
阿部さん演じるクロパン、通称"阿部パン"は名古屋公演から非常にパワーアップしています。怪しげで何を考えているか分からない、でもカリスマ性のある。これがクロパンの魅力ですよね。でも、今回は今まで観たクロパンの中でも1番テンションが高く、自由人というか、いい意味でやりたい放題の素晴らしいクロパンでした。
エスメラルダが稼いだお金を取り合うシーン。エスメラルダが踊って稼いだお金がタンバリンに入っています。タンバリンの中を見たクロパンは目を丸くして「うほほぉー!」と喜びの雄叫び。こんなクロパン初めて観ました。金の亡者みたいな顔です。笑
トプシーターヴィーも超ノリノリ。「ついにお待ちかねのときだ♪きっと!!期待通りだよ」とジャンプしながら歌うクロパン。それもかなり高いジャンプでテンションマックスでした。随所に「ほほー!」「ふー!」とか雄叫びをあげている阿部パンに目も耳も釘付けです。
川口フロローと達郎カジモドは混ぜるな危険!!!
お二人の演技力、ほんとにすごいです。演技とはわかっててもめっちゃ怖いシーンがいっぱいでした。
道化の祭りでカジモドが民衆に痛めつけられた後のシーン
「いいか!普通の暮らしはムリだ!」「お前の聖域はここだけだ」とフロローが歌う場面で、「二度としません」「もう外に二度と」とカジモドはフロローに誓い、フロローの足元にすがりつきます。しかし、そんなカジモドをあざ笑うかのようにフロローはカジモドを振り払います。カジモドはフロローのほうに手を伸ばしながら膝からばたっと床に倒れました。カジモドにとってフロローは、頼れるたったひとりの保護者なのに。精神的にどん底のときにさらにフロローによって心をずたずたにされるカジモドが不憫で観ていられませんでした。
いままで、ご主人様の言うことを忠実に守ってきたカジモドが、たった1度言いつけをやぶっただけでこんなにもひどい仕打ちをうけるなんて。観客の涙を誘う印象的なシーンでした。
大聖堂からエスメを追い出した後のシーン
エスメラルダが僕にやさしくしてくれたと言い、カジモドはエスメをかばおうとしますが、フロローの怒りは大きくなる一方です。「お前は感情について何を知っているのかね?」というフロローにカジモドは「僕分かりません。」と後ずさりながら、目を泳がせ、声を震わせて答えます。後ずさるカジモドに対し、どんどん距離を詰めるフロロー。カジモドは逃げまどいます。「父親の二の舞になる気か!」「あの女のことは二度と考えるな」と迫られたカジモドはもう逃げることもできず、声を上げて泣き出す。親から叱られた子供のようでした。
フロローがカジモドからエスメラルダの居場所を聞き出そうとするシーン
川口さん名古屋デビューの日は「私は腹を立ててるわけではない!!!」と言いながら怒鳴り散らしていたフロロー。フロローのDV加減に恐れおののきました。
今回のフロローはまったく違う怒り狂い方で、前回とは違った怖さがありました。
今回は、「私は腹を立てているわけではない」というセリフは静かに自分自身と目の前にいるカジモドに言い聞かせるように言っていました。だが、フロローの声は震えていて、とても威圧的。感情の爆発まで秒読みという雰囲気です。その恐ろしさを感じ取ったカジモドはフロローから距離を取ろうと後ずさります。が、フロローはカジモドの腕を全力で押さえつけ、歌い続けるのです。「仕方ないことだ。」「あの女のせいだ」「お前は悪くない。」と。正直、怒鳴りつけられるだけの方がまだメンタルの傷は浅いなと思いました。逃げられない威圧感、ものすごかったです。
フロローの最期のシーン
このシーンも川口フロローの行動は前回と変わっていました。前回は「まさか私を傷つける気じゃないだろうな」というセリフから死ぬまで顔色を変えず、死を覚悟した顔をしていましたが、今回の川口フロローはなんとかカジモドの怒りを鎮めようと必死の形相でした。カジモドに投げ飛ばされてからもカジモドの方に手を伸ばし続け、救いを乞うフロローはとても無様。今までいうとおりにコントロールしてきたカジモドに裏ぎられることを受容できないフロローでした。
まとめ
まだまだ言いたいことはたくさんあるんですが、ひとつひとつのシーンがすごすぎて、頭の中の整理ができないままです 笑
1度観たらクセになる!というよりは、リピートし始めたら抜け出せない。そんな最高の舞台です。1回目より、2回目のが感動しますし、2回目より10回目のが感動します。
あの舞台は!私より!強い魔力を持っているのだぁー!!byフロロー
今後もナゴパリに通い続けようと思います。
もか